*** 台灣の旅 (2010.01) ***
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    <1日目・台南・日月潭> 

    <2日目・台南・高雄>

    <3日目・台東・花蓮>

    <4日目・花蓮・台北>

    <5日目・台北→帰国>

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   5日間で台湾を1周する旅です。    台湾には「北回帰線(北緯23度26分22秒)」が通っている。丁度、嘉義の辺りである。この    線を境に北は温帯、南は熱帯となる。台北は温帯だが台南、高雄は熱帯地方に入る。面積は九    州よりやや小さい3.6万km2で、人口は2,300万。その大半が台北、高雄、台中、台南等の都市    に住んでいて、都市の人口密度は高く住宅価格は日本に比べても高いそうである。    地図の右端に沖縄・与那国島があるように、日本からは105kmと近い。韓国に次いで2番目に    近い隣国である。かっては沖縄から航路が通じていたが、今は海運会社が倒産していて今はな    いらしい(2010.01現在)。    台湾は、日清戦争によって1895年に日本が領有して1945年に放棄するまで50年間支配したため    日本色が様々な面で残っている。都市や田舎のインフラも、なにかしら日本的なのである。対    日感情も中国や朝鮮(韓国)ほどは悪くない。60歳を越える人なら日本語が出来る人も多い。    これらは、植民地時代に八田與一(よいち)、鳥居 信平のように台湾のために努力した人々が    いた事が大きかろう。           (写真はGoogleの借り物)        <1日目>    7:30成田空港集合に合わせて5時に志木の自宅を出発した愛車プリメーラは、首都高「高島平」    ランプで高速に乗り、池袋の手前の板橋JCTで大きく左にハンドルを切って中央環状線に車    線を移した。その後、延々と荒川に沿って下って葛西JCTで湾岸線と合流した後、一路成田    目指して快調に東関東道へと飛ばす。    成田ITで降りて、ネットで予約した「USAパーキング」に車を預けたのは7時前であった。    この辺りの民間駐車場は1日500円程度で預かってくれるので、電車やバスで来るよりも便利    である。電車では重いトランクを持って駅の階段を上り下りしたり、車内でトランクの置き場    所に困るし、バスは時間通りの運行が心配だったり本数が少ないなど大変である。    旅行会社の団体旅行の集合は大体2時間前が相場であり、搭乗手続きのあと長い事待たされる    のが通例だ。その間の過ごし方を事前に備えておくべきだ、といつも反省させられる。今回は    食事等したせいか余り待ち時間は無かった。    早朝だったせいか、台湾桃園空港行きのANA1081便は定刻通り成田を飛び立った。一旦霞ヶ    浦方面に飛び立った機は、鹿島灘上空で大きく右に旋回し再度成田上空を通って一路台湾を目    指して高度を上げて行く。    眼下に東京湾、東京の町並みを見下ろし、暫く行くとこの素晴らしい光景に巡り合う。御殿場    側の斜面は意外と雪が少ないように見える。手前の裾野に黒いシミの様に見えるのがこの機の    影だろう?        右の窓には、南アルプスや木曽御岳山などの山々が白い雪を被って次々に現れては去る。伊勢    湾、大阪湾を通過した機は四国の石鎚山や九州の高山の白い頂を垣間見せてくれる。左の窓は    広大な太平洋だけが延々と続く。    この頃、機内では飲食のサービスが始まる。    台湾までは3時間のフライトであり、早くしないと下降を始めてしまうのだ。乗務員の方は大    変だ。シートベルトのサインが消えると直ぐに飲み物のサービスとその回収、その後直ちに食    事の提供、そして機内販売・・・。着陸30分程前には下降を始めるので、その間にそれらを全て    片付けなければならない。娘がこの職業に就けなくて良かったと、彼女らの奮闘ぶりをみたり    日航機墜落時のあの事態を想像すると、負け惜しみでなく本当に思う。            台湾桃園国際空港には、雲を抜けたら時間を置かず直ぐに着陸した。    空港からは大型バスで早速台中に向けて出発だ。台湾の西海岸は鉄道、高速道路も良く整備さ    れていて快適だ。    バスの席は2階で、乗降時に急な階段を使う。これを何度乗降しただろうか?お年寄りには大    変だろう。見ると1階部分は荷物室でガラガラだ。1階席もあっていいのではないかな?        台北から台中へは2時間30分ほどかかる。途中、サービスエリアで小休息する。            こんなパン等も売っているが、品数も少ない。日本のサービスエリア程ではない。もっとも    日本ほどのものにまだ海外で出会った事はないが。                やっと台中に到着。台中の町並み。                最初に訪れたのは孔子廟だ。        勿論、孔子廟はあちこちにある。孔子に対する想いは、ここ台湾では特に漢民族には強い。    孔子廟は台北にもある。無論中国本土にはもっと沢山あることだろう?            孔子廟前の通り        次ぎは宝覚寺だ。        ここには大きな布袋様が鎮座して、優しく迎えてくれる。        台中には18世紀初頭に多くの漢民族が移住してきて、1884年には台湾省府が置かれた。    のちに台北に移されたが、かっては台湾の中心だった場所である。    ここには日本人移民の墓地がある。戦前の移民1.4万人がこの地に眠っている。        そのあとは高速道路(こちらでは快速道路)で日月潭に向かう。    台湾では大きなビルは別として、大抵殆どの家の屋上に給水タンク、それも決まって銀色のド    ラム缶のようなものが設置されている。これは台湾を一周して同じ光景だった。下の写真でも    それが写っている。        こうした大きな像も時々出現する。これは何の神様だったか?        台湾は地震が多い。ユーラシアプレートとフィリピン海プレートの衝突によって東西方向に圧    縮され、そのおかげで南北に長い台湾山脈が形成されているからである。この断崖地層をみて    もその様子の一旦が伺われる。    1999.9.21に発生した「921大地震」は台湾中部を震源地とし、3万棟が崩壊し、    2千人もの死者を出している。    台湾はもともと地震が多く、近年でも99/9-M7.7、07.9-M5.2、09.12M6.7と大きな地震が起きて    いて、被害も大きい。        この写真の稜線の形も不安定なものである。    また、台湾は檳榔文化の島でもある。何処に行っても檳榔(びんろう)の文字が見られ、それを売って    いる。檳榔椰子は沢山見かける事が出来る。独特の檳榔文化がある。        日月潭に到着したのは夕暮れ時であった。        ホテルは日月潭大来閣飯店の郷土料理だそうだ。                    

































   <2日目>
   日月潭の朝

   




   宿泊したホテル、ブーゲンビリアだろう。

   



   



   




   




   









   夜明け前の日月潭
   湖面の半分が太陽の形、半分が月の形をしているので、こう命名された。

   





   









   文武廟の前から日月潭を望む

   







   日月潭の水をダムに引くことにより、水没してしまう廟を現在の位置に移し、1938年に建てら
   れた。

   



   



   



   







   境内に咲くブーゲンビリア

   






   壮麗な飾りつけ

   



   



   






   龍、ここの龍の足の爪は4本だ。
   5本は皇帝の居る紫禁城の龍だけで、日本などは3本しかない。

   



   






   孔子

   




   





   關羽、開基神明

   




   





   壁面の飾り

   




   






   これはトイレの朝顔の前の書き付け、意味が分かるでしょう!

   







   日月潭の帰途、民芸品展で黒檀等の家具等を見学、ショッピング。
   この黒檀は12年経ってもこの大きさにしかならない。

   












   昼食は台南まで走り、美濃客家采で郷土料理(台南小吃)

   




   





   台湾ビール

   









   食事を終えて、店の前で。気温は28℃前後。

   




   





   台南の町角

   




   








   赤嵌楼

   



   オランダ人が築城
   



   



   



   



   


   屋根の上には見事な龍と飾り

   












   延平郡王祠

   




   



   鄭成功
   台湾を占領していたオランダ軍を破った英雄。母は日本人。

   




   




   母「翁太妃」(田川松)

   




   










   台中を後にして、高雄まで高速道を1時間30分走る。

   これは檳榔売りのお姉さま、だんだんと過激になって、今では水着で檳榔を売っている。過激
   な店ほど良く売れるとか? 納得!

   檳榔は苦いそうだが、噛んでいる内に軽い興奮・酩酊感がして、長距離運転手などに人気があ
   るそうである。

   






   澄清湖・九曲橋

   




   






   ライラックに似た花

   






   石楠花だろうか?

   






   蓮の花

   





   蓮池湖

   龍虎塔、龍の口がある塔から入り、虎の口から出るべし、だそうだ!

   






   







   向こうの方にもいわくありげな建物がある。

   




   




   








   中国の寺はなんでここまで飾りつけるのかな?

   






   ここは高雄市街を見下ろす壽山の忠烈祠

   





   





   







   東帝士85ビルが一段と高さ(378m)を誇っている。上層階はホテル。

   








   高雄港

   




    蓮池潭-動画→画面をクリックしてください。






   高雄の夜市

   龍興レストランで海鮮料理の夕食

   



   食後は高雄の夜市見学

   東南アジアの活気はここにも溢れていた。
   ソウル、バンコック、シンガポールいづれもだ!
   アジアの活気を感じるネ・・・。

   






   食べ物は絶対買わないよう、ガイドさんから厳重注意有り。

   





   




   




   



   右上にあるのは食用蛙だよ〜!!

   







   果物だけは買って食べてもOKと現地ガイドの了解が出た。

   

































   <3日目>

   高雄のホテルでバイキングの朝食の後は、行きたくはない「民芸品屋」だ。こうした安価な
   ツアーではこれがコースに組み込まれていて、男にとっては最悪の場所なのだ。なんとかな
   らないものかナ?(もっと金を出して高級なツアーに行けばいいのか!)

   これが、その手の店。

   



   愛河

   






   高雄・愛河の傍の龍の像

   








   台東へ

   高雄を後にして1号線を南下し、楓港で小休止し、台湾南端で山岳を横断する。
   これが結構険しい路で。この辺りまで南下しても相当に高い山が連なっている。

   あの”新高山登れ”の新高山(現在は玉山)は富士山を凌ぐ3,952mであり、こ
   のような高山が台湾の中東部に、雪山・中央・玉山山脈として連なっている。

   険しい山岳を抜けて東海岸に出ると、そこは太平洋の白波高き達仁地区だ。


   09.8.18に台湾南部を直撃した台風8号は、50年振りの大災害をもたらした。
   今も河川には土砂や流木が沢山残っているし、道路の復旧が続けられている所
   がある。

   赤道付近で発生した台風は、たいがい北上しこの台湾付近で東にスライスして
   沖縄・九州方面に向かうのが常だ。

    台湾台風(原民台CCTV提供のyoutube画像です)


    

   
   





   一家レストランで田舎料理の昼食。

   「健康美味親切似家」の看板、感心しました。

   






   花蓮へ
   三仙台

   





   このあたりではもう田植え、二毛作、三毛作なのだ。

   




   右手は太平洋の荒波が押し寄せている。
   100kmほど先には沖縄・与那国島がある。

   





   



   この橋を渡ると向こうの島まで行けるのだが!
   
   8個の太鼓橋となっている。

   




   

   地元バス会社の案内によると「都蘭山からが噴火して固まった火山集塊岩での三仙台は元々岬
   でしたが、陸上と連なる部分がが海水の侵食によって姿を消し、今のような離島となりました。
   この近辺は海産物の多い漁場で、磯釣り場やダイビングの穴場としても人気を呼んでいます。
   島に鎮座する三つの巨石は中国の仙人呂洞賓、何仙姑と李鉄拐が仲間の5人と海を渡ったときに
   足を休めた場所であるという言い伝えがあり、それが地名の由来にもなっています。」とある。

   




   




   この時期花は少ない。花の名前は不明。

   





   八仙洞

   




   黄色い花と

   




   ポインセチア

   



   マンゴーの花と実

   







   八仙洞には波で侵食された大きな8つの洞がある。

   





   





   洞の中には仏像がある。

   




   





   




   ハイビスカス

   




   黄色い花

   







   高雄から花蓮まで我々を運んでくれたバス。
   これが凄い、2車線(台湾は右側通行だ)で乗用車等をバンバン追い抜いて行く。スリル満天
   の運転だ!
   と言うより、恐ろしい。生きた心地がしない!

   







   北回帰線(北緯23度26分22秒)の所に塔が建っている。

   







   阿美(あみ)族のショー

   



   東南アジア、アメリカインディアン、良く観ると日本人にも見える・・・。

   




   




   







   高雄での夕食は「青葉レストラン」で台湾料理。

   



   



   

   


   この麻婆豆腐は旨かった。

   



   

もうそろそろ中華はいいか!


































   <4日目>

   太魯閣(たろこ)渓谷

   






   大理石の山だ。

   




   この写真の右手は数百メートルの断崖絶壁となっている。

   





   


   この辺り大理石がゴロゴロなのである。だが、欠片一つでも採取しようものなら厳しい罰とな
   るそうである。かばんにサッと隠すのは容易ではないですよ!

   




   許可を貰えば、この釣り橋を渡って対岸の遥かな上の方まで行けるそうだ。

   




   高い所にも橋が見えている。
   山の上の方は雲が掛かっている。

   




   燕子口。これから先20kmに渡って渓谷が続いている。
   今回はそのほんの入り口までの観光となった。

   
   




   大理石の壁面には、かって燕の巣があったそうだ。

   





   




   




   





   やはりここも地震が多く、道路が消滅するほどの被害が出るらしい。台湾は地震が多いのです。
   しかも震度7以上の巨大地震です。

   





   




   この8号線をズンズン進んでいくと、険しい中央山脈に入り、10時間も掛けてやっと台中に到
   着するのだそうだ。

   


 太魯閣-動画



   台北へ花蓮から特急「タロコ号」で向かう。

   花蓮の駅前

   


   花蓮駅構内

   


   特急「タロコ号」車内、最新型の特急電車。
   日本製で、振り子式車輌であり、乗り心地は極めて良好。座席もゆったりとしている。

   




   駅弁、中身は無論中華。

   



   



   




   案内表示板も漢字なので良く分かる。

   



   
   右手は太平洋

   





   左手は奥深くて高い山々

   
  
   


   台北に近づくにつれて雨が強くなる。

   






      台北駅。新幹線もここから高雄まで出ている。
      
   






   台北車站東口

   




   正面駅前

   




   





   台北はこの黄色いタクシーが随分と多い。

   






   永楽茶店
   ここはツアーに組み込まれている茶の店

   






   ここでプアル茶を購入。
   32年ものだそうで、250gが4箱で2万円也。

   




   
      








   忠烈洞衛兵交替
   小雨が降ってきた。1時間毎に衛兵の交替が行われる。

   




   




   




   




   




   微動だにしない衛兵。カメラに一緒に写しても可だ

   

   衛兵交替-動画







   故宮博物館を大急ぎで観て回った。
   内部は撮影禁止なので、外観の写真しかない。

   





   現在展示されているもので有名なのは、翠玉白菜と肉形石(豚の角煮)だそうだが、あまりに
   人が多くチラッとしか観られない。
   蒋介石が本土の故宮から持ち出した約70万点に及ぶ美術品がある。「なんでも鑑定団」に出
   せば何億の値が付くものばかりなそうな・・・。

   





   





   ぼんやり突っ立っているのは筆者。

   






   ここにも蒋介石の銅像がある。

   
 
 
 
 
 
 
 
 
 
   翠玉白菜 (写真はTaiwaningさんからの借り物)

   






   肉形石 (写真はTaiwaningさんからの借り物)

   

  
 
      

   ご存知、本場台湾・台北の鼎泰豊(でぃんたいふぁん)の小籠包。
   台北にはこの忠孝店の他、信義店、復興店、天母店の4店がある。日本にも10店があり、東
   京には高島屋日本橋・新宿・玉川・立川店の他東武百貨店池袋店、日本カレツタ汐留店がある。
   この鼎泰豊は「世界10大レストラン」の1つとされていて、年間売る上げも何十億だとか?
   
   まずは写真で召し上がれ!

   



   



   



   



   



   






   従業員の服装は東京と同じだし、若い人ばかりだ。
   この奥が厨房。

   






   この看板が目印ですよ!

   







   台北六福客棧(ホテル)近くをブラブラして、最後の買い物。

   





   この辺りで買うと、連れて行かれる「みやげ物店」に比べて半額程度と安い。

   






   右の緑のが釈迦頭(しゃかとう)で、左の赤いのは蓮霧(れんぶ)である。
   釈迦頭は、特にやや柔らかくなったものは、中に黒い種があるのだが、スプーンで掬って食べ
   るとまことに美味である。
   蓮霧はリンゴと梨を合わせたような味で、そう旨いものではない。

   


































   <5日目>

   今日は帰国の日だ、5日間など直ぐに過ぎてしまうものだナア!


   ここは蒋介石を記念して建てられた「中正祈念堂」。
   あいにく今日は雨模様だ。

   








   内部はこうなっている。

   


  




   にこやかに蒋介石が座していて、衛兵が微動だにせずに守っている。

   

   蒋介石については、敗戦時日本が分割統治される危機を救ってくれた恩人とか、敗残兵や民間
   人を日本に無事帰国せしめた人とかの評価が日本人にはある。ただ、彼は抗日戦争で日本と戦
   ったのも事実であり、BC級戦犯を多数処刑もしていて、日本軍は嫌悪している。それなりの
   計算の元で日本に恩遇を施したとの見方もある。
   
   










   蒋介石の遺体は、墓地が台湾に完成したものの、中国本土反攻後本土に埋葬すべし
   との遺言や、家族の意志により現在は台湾の墓地には埋葬されていない。
   1975年に亡くなったが、現在は桃園県大渓に保管されている。

   







   外観はこうだ。

   




   







   日本統治時代に建てられた総統府、東京駅に良く似ている。保存状態は良好。
   韓国では跡形も無く撤去されたが・・・。

   







   ついに、帰国。

   桃園国際空港、ここは台北市内から約1時間ほどもかかる。モノレールが建設中で、完成する
   と25分に時間が短縮されるとか。
   台北市内の松山空港は国内空港となっている。松山と桃園は羽田と成田のようなものか?
   
   








   ここで昼食にラーメンを食べる。

   




   







   ロビー

   



   
   




   
   搭乗予定のNH1082便

   






   今回は雨天で雲の中のため立ち寄らなかったが、「台北101」にも触れよう。

   
      (写真はwikipediaの借り物)
      
      このビルは508mの超高層ビルで、101階の高さを誇る。雨だと上の方は雲の中となる。建設は
      日本の技術が生かされて、熊谷組を中心としたJVで施工された。
      建設途中震度7.1の地震に見舞われ、タワークレーンが落下して5人が亡くなっている。
      完成後は、大半はオフィス利用だが、40%もの空き室があって巨額の赤字を出しているとの現
      地ガイドの華正忠さんの説明。
      
      
      
      
      
    
      
      

   帰国時は、ジェット気流の追い風で僅か2時間半で成田着となる。乗務員は大変な
   忙しさとなる。

   







   翼の下は太平洋に浮かぶ雲海だ。

   






   17時ともなると茜色に雲が染まってくる。

   







   やがて高度を下げて、銚子上空から利根川を遡上してやがて着陸する。
   駐車場の車が迎えに来て、JALホテルの近くの駐車場で車を受け取って一路、埼玉・志木の
   自宅へ帰った。

   

   それにしても空港で考えさせられるのは、日本の空港のお粗末さである。アジアでのハブ空港
   の座は、とっくに韓国・仁川、上海浦東、香港、バンコク・スワンナプーム、シンガポール・
   チャンギ、に奪われて久しい。

   なのに、未だに成田だ、羽田だ、とやっておられる。成田など2本の滑走路しかなく、しかも
   片方は2,500mと大型機は降りられず、着陸してから滑走路を延々と地上ドライブする始末で
   ある。しかも空港からのアクセスが大変お粗末で、着陸料が他のハブ空港に比べてべらぼうに
   高いとくる。しかも夜間は飛行出来ない、これで世界に通用する訳がない!

   羽田は24時間稼動で、成田は滑走路を増延伸し、両空港を30分程度で結ぶアクセスとするか、
   成田に国内便を大増便しなければ、ハブ空港化は無理である。前原大臣、頑張ってくださいナ!


   今回は30人のツアーだったが、その中にボイストレーナーで俳優・演出家の高麗道子さんがい
   らした。大変愉快な方で、旅が笑いで盛り上がることもしばしばあった。

   
高麗道子さんがおやりの「ボイストレーニングアカデミー」     高麗道子さんプロフィール(W-UP entertainment社 HPより) →この頁の最初へ戻る   → HPの最初に戻る inserted by FC2 system