*** 福島・花見山 (2010.41) ***
     　
     　2010年04月13日福島までドライブし、花と雪を見てきた。
     
     　大きな画面でみるには、画像をクリック下さい。 
     
     
     
     　桃源郷は陶淵明の詩に出て来る理想郷だが、現実にそのモデルとなっている場所が中国湖南
     省常徳市にあるという。
     
     　日本にも「桃源郷」と名前の付いた場所がいくつかある。
     和歌山県紀の川市桃山町、山梨県一宮市桃源郷、韮崎市新府桃源郷、南アルプス市白根桃源郷
     である。そしてここ福島の花見山も、写真家の秋山庄太郎が言いだして「福島の桃源郷」と言
     われるようになった。

     　前の晩に開花状況をチェックしておいて、朝４時に起き出して岩槻ＩＣで高速に乗ったのは
     ６時前であった。ひたすらに東北道を北上し、福島西ＩＣで下りて花見山の臨時駐車場に到着
     したのは９時前であった。臨時駐車場の阿武隈川沿いの「あぶくま親水公園」は白鳥飛来地で
     あり、沢山の白鳥が飛来していて北帰行に備えている。
     
     　「あぶくま親水公園」の臨時駐車場からシャトルバスに乗って１０分ほどかけて花見山に向
     かう。環境整備協力金として300円が入場料とバス代の替わりとなっている。バス停留所からは
     花見山入り口までは歩行者専用道路が整備されていて、周りにも花の木が点々と植えられてい
     る。
     
     
      
      
     
     
     
     
     この花見山は阿部一郎さんの私有地で、昭和３４年から無料で開放されているものである。
     今や福島の春の一大観光地となっていて、期間中に３０万近い人が訪れる。バスツアーにも組
     み込まれたコースの一つとなっている。
     　
      
      
      
     
     
     
     
     
     ここで３〜４月に咲く花は
     十月桜、蝋梅、梅、山茱萸、彼岸桜、連翹、木瓜、白木蓮、染井吉野、八重桜、花桃、日向水木
     鬱金桜、利休梅、出猩々、椿である。
     とくに彼岸桜の数が多い。
     
      
      
     
     
     
     花見山は最長が６０分コースとなっていて、上に行くに連れて福島市街方面が見渡せる。
     右手には信夫山、遥か遠方には吾妻連峰が雪を抱いて横たわっている。
     
      
      
      
     
     
     
     
     彼岸桜を背景に、花桃のピンクや連翹、山茱萸の黄色が映える。
     
      
      
      
      
      
      
      
     
     
     
     
     
     
      
      
      
      


     
     日向水木も淡い黄色の花を沢山つけている。ピンクのオカメ桜も見事だ。
     
      
 
 
     
     連翹の黄色は枝を直立して、四枚の黄金色に輝く。
     
      
      
      
      
      

     
     
     染井吉野はまだ蕾のままだ。

      
 
 
     
     水田に菜の花と桜が映っている。

     
      


　　　　花見山を後にして、福島西ＩＣまで引き返し、国道115線で土湯温泉を経由して磐梯吾妻スカ
　　　イラインへ向かう。スカイラインに入らないで直進すれば猪苗代へ到る。このラインは４月８
　　　日に開通したばかりで、上の方は３〜４ｍの雪の回廊となっている。
　　　　今日も朝方はチェーン規制だったそうである。最高地点は烏帽子平の1,622ｍである。

　　  


　　　浄土平には有料の駐車場があり、ここを拠点に桶沼、吾妻小富士、鎌沼、一切経山を散策す
　　　るコースがある。今は雪が深くて無理だが。

　　  

　　　つばくろ谷付近　

　　  


　　  


　　　満タンで家を出発したが、ガソリンの残量が半分となってしまった。念のために高速道に乗る
　　　前に補給して帰路に着いた。
　　　帰りは２千回転のタコメーターを守って走行し、郡山ＪＣＴで磐越道へ左折して、いわきへ向
　　　かい常磐道、外環道を経由した帰った。帰着は６時３０分。走行距離は650kmであった。

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